※写真はイメージ
１脚10万円のイスと１脚１万円のイス。あなたはどちらを買いますか？
ちなみに、このイスは子供用です。
子供のために買う場合を想定して下さい。。
・・・これはとても難しい質問だと思います。
即座に答えることができる人は少ないのではないでしょうか？
なぜなら、情報は「価格」だけだからです。
何を基準に選ぶか？
細かい機能性やデザインは不明・・・。
木製なのか、金属製なのか、色は何色でどんなフォルムなのかも分からない状況です。
分かっているのは、２つの椅子の間には９万円の差があるということ。
必ず、、、必ずどちらかのイスを買わなければならないとしたら、あなたはどちらを買いますか？
・・・きっと、１万円のイスではないでしょうか？
だって、比較できるのは価格だけだから。
この場合、１０万円のイスに勝ち目はありません。
安い分、１万円のイスが飛ぶように売れるでしょう。
10万円のイスの秘密
しかし、この１０万円のイスには「秘密」がありました・・・。
さて、ここから１０万円のイスの反撃が始まります。
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まず、この１０万円のイス、耐用年数が３０年を超えることが分かっています。
※この耐用年数は専門機関の実験で実証されています。
この１０万円のイスは一般的ないすの価格と比べると少し高いです。
その価格にはちゃんとした理由があります。
その理由は、
カナダにだけ自生している特別な木材を使っていて、その特別な木の、さらに稀少な部分を厳選して作られているからです。
ツヤ、コシ、色、どれをとっても一流、そして丈夫です。
加えて、このイスは、作成の過程で一切の化学物質を使用していません。
自然に自生している植物から摂れる液をニスの代わりに使っています。
時が経つほどにツヤが出て防水の効果もあります。
このイスの一番の売りは、、、このイスの作り手です。
このイスを作っているのは、30年の間、日本のお寺や神社の建築を担ってきた宮大工さんです。
もちろん、釘なんて使っていません。無駄に太い部分はありません。
無駄を削ぎ落したデザインの中にも、座っていることを忘れるほどの安定感、心地よさを感じることが出来ます。
30年以上のキャリアを持つ宮大工が、１点１点、丁寧に「手」で作り上げた特別なイスです。
実はこのイス、最初は販売する予定ではありませんでした。
元々、宮大工さんが小学生になるお孫さんのために作った勉強用のイスでした。
可愛いお孫さんのために、心を込めて丁寧に、長年使えるように工夫されたイスでした。
（※ちなみに、このイスは高さを調整出来、手すりの取り外しも可能です。）
このイスを使っているお孫さんはとても勉強好きな小学生になったといいます。
なぜなら、このイスはどんなに長い間座っていても疲れることを知らないからです。
子どもの体型、姿勢などを細かく調べあげて設計されている故の特徴です。
しかし、個人的に作られたこのイスがどうして一般の人にも販売されるようになったのか・・・。
それは、
たまたまこのイスを見た有名百貨店のバイヤーが何度も何度も頼み込んで市販できるようになったのです。
このイスを１脚作るのにかかる時間は５日。
たったひとりの職人が宮大工の仕事をしながら、空いた時間で制作されています。
丁寧に、ひとつひとつ。
そのイスが今なら、１脚たったの１０万円という価格で手に入るのです。
手間と素材、つぎ込まれた技術、そして、制作台数の少なさを考えると、場合によっては10万円をゆうに超える価格にるかもしれません。
加えて、このイスはいつまで作られるかも分からないのです。
今、手元にある在庫は５脚。
今ならまだ間に合います。
30年間、大人になっても使える、この特別なイスを今すぐ手に入れて下さい。
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さて、どうでしょう。
この10万円のイス、欲しくなりませんか？
※ちなみに、このイスのストーリーは僕の妄想です。
このイスはこの世に存在していないのでご注意下さい。
必ず「買う」理由がある
商品の価格が高いか安いかを決めるのは、買う人の価値観です。
その商品の価値をしっかりと伝えることができれば、10万円という価格も妥当になります。
重要なのは、商品の価値をしっかりと十分に何度も何度も伝えることです。
それでは、また。
