モノが売れない時代、売り手に残された1本の道

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まず、「モノが売れなくなった」ということの定義付けから。

■ネットで買う、がスタンダードな時代

何年くらい前からでしょうか、体感で言うと15年前くらい。

インターネットでモノを買うという形態が広がり始めました。

  • PCの前にいながら買い物ができて、家に商品が届く。
  • 実店舗よりも価格が安く、品数も多い。
  • 近所に売っていないモノも手軽に購入できてしまう。
  • より安い価格を比較して見つけることもできる。
  • 送料無料の商品や定期購入も簡単。

そして、現在、スマホからの購入も確実に増えてきていますね。

Amazon、楽天、Yahooショッピング、価格コム・・・etc
確かに便利です。

僕自身、ネット、リアル店舗、それぞれの
出費金額の割合は、ネット6割、リアル4割。

そんな感じです。

しかも、リアルの出費の殆どは飲食代です。

つまり、服とか、家電とか、もろもろは
ネットで買っているという現状です。

■便利なのにモノが売れない?その理由

消費者の心情としては、
なんでも買える!なんて便利な世の中だろう!

そんな感じでしょう。

一方、売り手の心情はどうでしょう。

ネットの先には数百万のお客様!わーい!
販売スタッフもいらないからコスト削減!
店舗家賃もいらない!

ネット万歳!良いことだらけ!

 

・・・確かに、インターネット黎明期であれば
ネットに商品を載せただけで売れる時代もあったでしょう。

ちょっとリスティングすればガンガン売れる時代。

しかし、
今、ネットに商品乗っけてリスティングしても、
正直、モノはそれほど売れなくなりました。

ネットでモノが売れにくくなったのです。

■なぜ?ネットで物が売りにくいのか?

理由は簡単です。

ライバル(競合)が増えたことと、
消費者が賢くなったことです。

同じ商品であれば、単純に価格を比較されて
高い店舗は負けます。

どの店舗も扱っていない商品なんてそんなにありません。
すぐに真似されて競合が増えます。

ネットでモノを売ることが難しくなってきています。

加えて、同時にリアル店舗もネットショッピングの
影響で売れなくなってきているという状況。

つまり、

今は相対的に「モノが売れない時代」なんです。

モノを売るのが難しい時代ということです。

■モノを売るために、僕らにできること

さて、モノが売れない時代に生きている僕達。

こんな時代にモノを売って生活していかないと
いけない僕達に残された道は何でしょう?

それは、

顧客の立場に立って工夫することです。

  • 顧客は誰か?
  • 顧客が抱えている問題はなにか?
  • 顧客は何を欲しているのか?
  • 顧客を満足させるためには何が必要か?

などなど。

この思考を突き詰めていくと、
あるポイントにたどり着きます。

それは、

顧客が求めているのは、商品そのものではなく、
その先にある「ストーリー」である、ということ。

 

顧客はストーリーを求めています。

  • 商品にまつわるストーリー、
  • あなたにまつわるストーリー、
  • 他の顧客のストーリー、

それらのストーリーを自分のストーリーに

重ねあわせて、「必要」「不要」の判断をしています。

しかも、直感的に。

■売るためには?ではなく、共感するためには?の思考

ネット、リアルに関わらず、
あなたは顧客に対し、ストーリーを開示する必要があります。

よりリアルで正直なストーリーです。

そのストーリーが顧客に伝われば、共感が生まれモノが売れます。

リアル店舗でも、ネットでも、ソーシャルでも、
やり方しだいでモノは売れます。

逆に、ストーリーを伝えられなければモノは売れません。

(※だから、テキトーな広告代理店に任せちゃダメなんです・・。)

 

モノが売れない時代、僕達に残された道は
顧客の立場に立って、顧客とストーリーを
共有することです。

 

それでは、また。

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