こんな話を聞いた。
その話を聞いた後、僕から出てきたのはため息と「くだらねー」の一言。
とある会社(ITベンチャー系)にとある新卒がいるらしい。
2014年度新卒だから入社してまだ3ヶ月ちょい。
※新卒君の名前を仮で”仮田君”と設定します。
仮田君には教育係の先輩がいて、日々その先輩(仮で先田君に設定)から業務について色々と教えてもらっているらしい。
でも仮田君は先田君のことが苦手らしく、上手くコミュニケーションが取れていない、と。
結果、教育がうまくいっておらず、仮田君がなかなか戦力にならない、という状況らしい。
仮田君は真面目なのにもったいない・・・と、その会社にいる友人Aが僕に話してきたというわけです。
くだらない。
まず、「教えてもらっている」というフレーズがアウト。
教えてもらっている限りは成長は期待できない。つまり、仮田君の3ヶ月は無駄だったってことです。
この問題にはその会社、先田君、仮田君それぞれに責任がある。
もし仮に、仮田君に業務を教えるより先に、ミッションを与えたらどうだろう。ミッションという責任をまず与えてみるとする。
もし、仮に仮田君が、「本当にデキるやつなら」、1週間で戦力になるはず。
本当にデキるやつなら、というところがポイントで、デキないやつ、つまりセンスのないやつには使えない方法だということを踏まえ。
デキる奴はミッションを与えられると、ミッションの意義を模索する。そして、そのミッションが「必要である」と認識できた瞬間に、そのミッションが「自分事」になる。
そして、そのミッションに対して自分に足りない要素は何か?という思考へ向かっていく。
そうなると、教えて貰う前に、不足しているリテラシーが何か?ということが分かる。
何を得ればミッションを達成できるか、と考えて、自分事として動けるようになる。
その為に必須なのは、「ちょうどいい責任のあるミッション」と責任を取ってくれる「デキる先輩」
さっきの友人Aの話には、その2つが足りていない。
そもそもそんなんじゃ会社の中では生きて行けても、一歩外に出れば即死。
社会人2年目くらいの諸君、
君たちの未来は自由である。
今の会社で一生働いてもいいし、何回でも転職していい。
しかし、これからの時代、どこで何をしようが、どこでも必ず実力主義の競争が待っている。
つまり、実力が伴わなければ自由は地獄になる。
たとえ未来が地獄だとしても生き残る方法、それは・・・
真意を理解し自主性を持って甘えを捨てて仕事をすること。
つまり、
プロであること。
「教えてください」なんて言ってる場合じゃない。
分からなければやってみて作ってみて失敗すればいい。
甘えるのもいい加減にしろ、って話。
では、また。
佐藤@モテるマーケティング代表