スターバックスに見る、小さいけれどとても重要な顧客サービス

cs-starbucks

” Thank you for choosing Starbucks.”

この文章、見たことありますか?

この一文、僕がよく行くスターバックスの入口のドアの裏側、

つまり、店舗から出て行く人が目にする場所に張ってあります。

僕は今入口近くのカウンターに座り
この記事を書いています。

ふと顔を上げると、この一文が目に入ってきます。

” Thank you for choosing Starbucks.”

この一文、直訳すると、

「スターバックスを選んでくれてありがとう」

ですね。

さすが、スターバックス

この文章を目にするたびに「さすがスタバだなー」と感じます。

一見、お店側がお客さんに対して使う

普通の文章ですよね?

でも、この文章には重要なポイントが有ります。

 

そのポイントが分かるでしょうか?

それは、「選んでくれて」の部分。
「choosing」の部分です。

来てくれてありがとう、ではなく、
選んでくれてありがとう、という
表現の部分です。

「選ぶ」というフェーズ

スタバに来たお客さんは「来た」という
行動の前に「選ぶ」という行動をとっています。

「選ぶ」ということは、スターバックスが
お客さんの中の選択肢として残っているということです。

スタバは、お客さんが自社を「選択肢」として
認識してくれていて、自社を選んでくれたことに
感謝を述べているのです。

この表現のニュアンスがわかるでしょうか?

ただコーヒーを飲みたいお客さんにとっては、
タリーズでもドトールでもどこでも良かったはず。
それを敢えてスタバを選んでくれてありがとう。

という、とても謙虚な姿勢が伝わってきます。

 

言葉(メッセージ)の選択という細かい心配りが
ブランディングに活きて、競合との差別化に
繋がるんだろうな、と考えさせられました。

 

あなたはちゃんと顧客に伝わるメッセージを選択していますか?

 

では、また。

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